タラバガニのいただき方【予習編】
タラバガニはデカくて硬い!
お正月のおせちと一緒に並ぶ「ごちそう」としてもすっかりおなじみのタラバガニ。
その最大の特長は、なんといってもでかいこと。甲幅30cm。脚を広げると1メートル! なんてヤツもいる。しかも、美味しいとされるのは、脱皮からそれなりの期間が過ぎて、殻が硬くて、身がぎっしり詰まった重いヤツ。
つまり、デカくて硬い。
家庭で料理する、とはいえ、たとえば「活け」の「姿」を買ってしまうと、最低でも直径50cmくらいの鍋がないと丸ごと茹でるのは無理。家庭で茹でる場合は、胴体(甲羅の部分)は半分に切り、脚もバラバラにして、とするしかないけど、それじゃあ旨みがゆで汁に溶け出してしまいそうでイヤだし。
ので。
通販で取り寄せるタラバガニは、
「茹で」の「姿」、もしくは、「茹で」の「脚」が安心です。
茹でてから、鮮度を保つために冷凍するのはそれほど味を落とすことにはならないので、問題は「冷凍かどうか」ということよりも「冷凍される時の鮮度」ということになるでしょう。
また、殻の周囲にびっしりと氷がついた状態の重さ=「商品の重さ」としているショップもあるようなので、それはできれば避けたいところ。
ともあれ。
茹でたものが届いても、デカくて硬い殻をさばくのはなかなか大変な作業です。
YouTubeに、参考になる動画がありました。
タラバガニをさばく! YouTube 参考動画
【タラバガニの簡単なさばき方~カネダイ北の旬鮮便】
札幌中央卸売市場の場外市場の『カネダイ』というお店がアップしてくれてます。とてもわかりやすい動画です。
9分過ぎからの「ふんどし」のさばき方も必見! タラバガニの「ふんどし」が珍味であることを知りました。この「ふんどし」を食べるためには、タラバガニを「姿」で買わなきゃダメですね。
【タラバガニの焼きがにの作り方~カネダイ北の旬鮮便】
さばき方編の最後で、焼きがに編へのフリがあったので、ついでにチェックしてみました。
焼き加減とか、やはり動画はわかりやすいです。
【「やりかた大図鑑」まるごと一杯届いたタラバガニを上手に食べるやりかた】
これも、わかりやすい動画です。
自然解凍するときは、お腹側を上にする、とか。思わず、メモメモ、って感じです。
さらに「慣性の法則!」を利用した身を殻から取り出す方法は、思わず「今度やってみなきゃ!」と。
タラバガニをさばく! ポイント
動画の内容などを参考に、タラバガニのさばき方、ポイントをまとめておきましょう。
用意するもの
軍手などの手袋
カニはさみ
わかった、コツ
● 冷凍モノが届いたらすぐに冷凍庫へ。
● 食べる(料理する)8時間ほど前に、冷蔵庫に移して自然解凍。
● 解凍する時は、トレーなどに置いて、腹を上にする。
● 脚を切る時は、関節にハサミを入れると切りやすい。
● 胴体は左右2つに切ってから細かく身を取り出すのがよい。
<お好みで!>
● 殻を2つに切って身を取り出しやすくしておく方法。
● 関節に近い部分を切っておいて、慣性の法則で身を取り出す方法。
● 焼きガニも、美味い!
あとはおいしく、召し上がれ!