クリスマスもカニを楽しもう 海外のおしゃれなホームパーティ・レシピ
クリスマスといえばカニの美味しい季節です。
近年は、親しい仲間でお酒や肴を持ち寄り、おうちでほっこりクリスマスを楽しむ方も多いそう。そんな「ほっこり派」におすすめの、手軽な一品料理をご紹介します。朝食やランチにもアレンジできますので、興味のある方はぜひ試してください。
1. 手軽に美味しい カニのサラダ
最初にご紹介するのは、10分でできる、お手軽なカニ肉入りサラダです。
Mel’s Crab Salad
https://www.allrecipes.com/recipe/232287/mels-crab-salad/#
【材料】
- カニ肉 1ポンド = 約453グラム (缶詰やカニカマでも代用可)
- セロリのみじん切り 1/2カップ (好みに合わせて調節可)
- パセリ 小さじ1杯
- マヨネーズ 1/3カップ (レシピサイトでは『ヘルマン リアルマヨネーズ』を推奨)
- ランチドレッシング (マヨネーズやヨーグルト、サワーミルクなどを用いたディップ用ドレッシング。キューピー(株)のキユーピーバターミルクランチドレッシングの商品詳細をご参照ください)
- 砂糖 大さじ1杯
- レモン果汁 少々
【作り方】
材料を手早く混ぜ合わせ、ボウルにラップをして、一晩寝かせるだけでOK。パーティー前夜に仕込めば、当日の準備も楽になりますね。
美味しく作るヒントとして「刻んだオニオン、もしくはハーブを追加(お好みで)」「香り付けに、レモン果汁を忘れないで!」。
動画でも分かるように、とても簡単です。クラッカーやバゲットを添えて、ディップのように味わうこともできます。
でも、セロリが嫌いな人はどーするの?? (私も苦手です)
という方におすすめしたいのが、ポーランド風のカニサラダ。
Salatka z paluszkami z karaba (カニカマ・サラダ)
https://gotujmy.pl/salatka-z-paluszkami-z-karaba,przepisy-salatki-przepis,49575.html
ゆで卵をふんだんに使ったサラダは、「復活祭のサラダ」として知られています。イースターエッグで知られるように、キリスト教では卵は「復活」のシンボルなのです。
復活祭向けの一品料理ですが、日本のクリスマスは宗教的ではないので良しとしましょう。
【材料】
分量は好みで調節してください。
- カニ肉 (カニカマ、カニ缶でもOK)
- きゅうり
- ゆで卵 5個
- 刻み玉ねぎ
- ホールコーン
- 赤いパプリカ
- マヨネーズ
- 塩・こしょう
- パセリ系のハーブ
パプリカの代わりにグリーンピースを使っても美味しいです。
こちらも材料を混ぜ合わせるだけの簡単レシピです。
その他のカニ肉を使ったサラダです。
Crab, mango and avocado salad recipe
https://realfood.tesco.com/recipes/crab-mango-and-avocado-salad.html
Crab, mango and avocado salad | Tesco Real Food
マンゴーとアボガドを使った華やかなサラダです。
グリーンは、クレソン、ほうれん草、ルッコラ。味付けには、ライム果汁とオリーブオイルのドレッシングを用います。
ミントで香り付けすれば美味しさもアップしますよ。
EGG-FREE CRAB SALAD STUFFED AVOCADOS
https://nerdymamma.com/egg-free-crab-salad-stuffed-avocados/
こちらは卵を使わない、カニ肉入りアボカドのサラダです。マヨネーズの代わりに、ココナッツミルク・クリームを使用します。
材料は、キュウリ、刻み玉ねぎ、カニ肉。
味付けには、レモン果汁、塩・コショウ、好みのオイルを使用します。
ココナッツミルク・クリームを使うなら、ココナッツ・オイルが合うかも知れません。
作り方は、最初にボウルにココナッツミルク・クリーム、レモン果汁、塩・コショウ、好みのオイルを混ぜ合わせ、マヨネーズ様に仕上げます。
次に、キュウリ、刻み玉ねぎ、カニ肉を混ぜ合わせ、半切りのアボカドに詰めます。
アボカドの中身をくりぬく際、果肉を少々取り除き、サラダに混ぜ合わせると美味しいですよ。
なお「ココナッツミルク」「ココナッツミルク・クリーム」「ココナッツウォーター」はそれぞれに濃度も成分も異なります。購入される際、お間違えのないようにご注意ください。
参照記事
『ココナッツクリーム、ココナッツミルク、ココナッツウォーターの違い』( ニコウトレーディングオンラインショップ)
ちなみにアボカドを使ったおしゃれなカニのサラダはたくさんあります。
上手に盛れば、インスタ映えしそうですね。
Crab salad stuffed avocados
https://www.laylita.com/recipes/crab-salad-stuffed-avocados/
キュウリ、玉ねぎ、ラディッシュを盛り込んだゴージャスな一品。
Grilled Avocado with Dungeness Crab Salad
https://www.today.com/recipes/grilled-avocado-dungeness-crab-salad-recipe-t133543
こちらはグリルしたアボカドのアレンジ。
マヨネーズ、マスタード、レモン果汁、ハーブで味付け。
Crab, avocado and mango stacks
https://www.mykitchen.co.za/favourites/crab-avocado-mango-stacks/
アボカドとマンゴを角切りにして、セルクルと呼ばれるケーキ用の焼型(マフィン型や丸型)で整形し、グリーンを散らせば、高級レストラン風に。
2. カニのビスク(濃厚スープ)
エビやカニをふんだんに使ったビスク(フランス風の濃厚なクリームスープ)は日本でも大人気です。
フランス料理というと手の込んだイメージがありますが、具材をしっかり煮込んで、ミキサーやブレンダーでポタージュにするだけのシンプルな作りです。ここではクリスマスにおすすめのカニのビスクをご紹介します。
まずは本場アラスカの味を再現したカニのビスク。
基本の具材にローストトマトを用いて甘みを出すとともに、粉末パプリカでスパイシーに仕上げるのがポイント。ローストトマトを準備する手間はかかりますが、覚えておいて損はない本格レシピです。
Crab Bisque {Juneau, Alaska + Mendenhall Glacier}
レシピ主のBrendaさんによると、アラスカ州ジュノー市のメンデンホール氷河(有名な観光地)を訪れた際、「Tracy’s King Crab Shack」というお店で食べたカニのビスクが非常に美味しかったとのこと。メニューを見ると、ほんとにカニづくしのお店です。Crab Cakeもありますよ!
https://www.kingcrabshack.com/
Most Popular Restaurant In Juneau | Franklin | Tracy’s King Crab Shack
この店のビスクをカジュアルかつスパイシーにアレンジしたのがBrendaさんのオリジナルレシピです。マグカップで手軽に頂けるので、パーティーにもぴったりですね。
【材料】
- カニ肉 400グラム~450グラムほど
- エンシャロット 1/2カップ(なければ新玉ねぎで代用可。刻んだ量が1/2カップになるように)
- 無塩バター 大さじ4杯 (なければ普通のバターで)
- 小麦粉 1/4カップ
- ニンニク 大粒4個 (刻んでおく
- シーフードスープ 6カップ(魚介系調味料で味付けしたスープ湯。別鍋に作り置きする)
- 生クリーム 1~1/2カップ (好みに合わせて濃度を調節)
- 塩 小さじ1/2胚
- 黒コショウ 小さじ1/4杯
- ローストトマト 約400グラム (焼いたトマト。甘味が増す)
- トマトペースト 1/3カップ
- 粉末パプリカ 大さじ1杯
- カイエンペッパー (なければ普通のコショウで)
- シェリー酒、もしくは白ワイン 1/4カップ
- パセリ 1/3カップ (少量でOK)
※ ローストトマトについて
トマトにオリーブ油、塩・コショウをたっぷりかけて、オーブンもしくはフライパンで加熱したもの。日本語でもレシピがたくさん紹介されています。輪切りでフライパン焼きするレシピが多いですが、下記の動画はオーブンでトマトを丸ごと加熱。おうちでイタリアン派なら、たくさん作り置きして、一部はオイル漬けにしてもいいですね。
Oven Roasted Tomatoes (Stephen Hamilton氏のレシピ動画 1分53秒)
https://youtu.be/MZ6EeD00URs
【作り方】
1)中型の鍋にバターを熱し、エンシャロット(玉ねぎ)と刻みニンニクを入れて、5~7分、柔らかくなるまで火を通す。
2)エンシャロット(玉ねぎ)がしんなりしたら、小麦粉をまぶして、具材とからめる(スープにとろみを付ける為。焦がさないように注意。目安は2分間)
3)シーフードスープを1カップ注ぎ、だまにならないよう混ぜ合せる。スープと具材が馴染んだら、残りのスープを加え、程よく沸いたら、中火にして15分間、煮込む。
4)生クリームとローリエを加え、さらに煮詰める。鍋が焦げ付かないよう、時々、かき混ぜること。
5)ロースとトマトとトマトペーストを加え、ミキサーもしくはブレンダーでポタージュ状にする。
6)パプリカと塩コショウを加えて、味をなじませる。
7)カニ肉を加えて、5分から10分、中火で煮込み、最後にシェリー酒もしくは白ワインを加えて、2分~3分煮込み、味を調える。
急ぎの場合、ローストトマトを作る暇もないと思います。
ぱぱっと仕上げたい方には、GREAT BRITISH CHEFSが紹介する簡単レシピをどうぞ。見た目も華やかで、本格的なディナーが楽しめますよ。
Easy crab bisque by Louise Robinso
https://www.greatbritishchefs.com/recipes/easy-crab-bisque-recipe
【材料】
≪スープ≫
- カニ肉 150グラム
- エンシャロット 3個(中玉ねぎ 1個でも可。みじん切りにする)
- ウイキョウ(フェンネル) 1個
- ニンジン 1本
- ローリエ 2枚
- ニンニク 1かけ
- トマトピューレ 大さじ1杯
- ブランデー 大さじ3杯
- シーフードスープ 1リットル (レシピでは、Lobster Glaceというメーカー品を推奨していますが、なければ手持ちのシーフード調味料でOK)
- オリーブ油 大さじ2杯
- 塩、コショウ
- レモン果汁 少量
≪デコレーション≫
- カニ肉 150グラム
- 生クリーム 大さじ2杯
- ディル、パセリなど、香り付けのハーブ
【作り方】
1) オリーブ油を鍋で熱し、みじん切りにしたエンシャロット(もしくは玉ねぎ)、ウイキョウ、ニンジン、ローリエを入れ、具材が柔らかくなるまで弱火で10分ほど加熱する。
2) みじん切りにしたニンニクを加え、具材と混ぜ合わせる。
3) トマトピューレ、カニ肉、ブランデーを加えて、2分ほど加熱し、具材がなじんだら、シーフードスープを入れ、蓋をして20分間じっくり煮込む。
3) ブレンダーでポタージュ状にし、裏ごしをして、きれいな鍋に取り分ける。(裏ごしすることで、スープがいっそう滑らかに仕上がります)
4) 塩コショウ、レモン果汁、シーフードの素で味を調える。
5) スープ皿に取り分けたら、別茹でのカニ肉を添え、生クリームとハーブで飾り付けをする。
ウイキョウがなければ、粉末スパイス(フェンネルパウダー)を代用したり、玉ねぎを少し多めにするなどして、香味を調節すればOK。
どちらも基本は「玉ねぎ+トマト+カニ肉」を煮込んで、ブレンダーでポタージュ状に仕上げます。好みでパプリカを加えてスパイシーにするかどうかの違いですね。材料が全てそろわなくても、手持ちのトマトやホール缶を組み合わせで基本の味は作れると思います。クルトンやクラッカーを添えても美味しいですよ。
また、シーフード調味料がなくても、チキン系や野菜系のスープの素で作ることも可能です。レモン果汁やシェリー酒でカニ肉の臭みを抜くのがコツなので、エッセンスの一匙はお忘れなく!
3. カニのオープンサンド
ホームパーティーには気軽につまめるカナッペやオープンサンドが欠かせません。
ここでは手軽に作れるカニのオープンサンドをご紹介します。ランチや夜食にも応用できるので、興味のある方はぜひ。
Crab Melts
https://spicysouthernkitchen.com/crab-melts/
マフィンを使ったオープンサンドです。
タバスコとガーリックが決め手のスパイシーな一品ですが、使わなくても美味しくできるので、基本の手順だけ参考にしてください。
【材料】
- カニ肉 170グラム (カニ缶やカニカマで代用可)
- マヨネーズ 1/3カップ
- セロリのみじん切り 1/4カップ
- 玉ねぎのみじん切り 大さじ2杯
- ガーリックパウダー 小さじ1/2杯
- タバスコソース 小さじ1/2杯
- チェダーチーズのおろし 2/3カップ
- パセリ
- マフィン4個を半切り
【作り方】
1)オーブンを温めておく
2)ボウルに、マヨネーズ、セロリ、玉ねぎ、ガーリックパウダー、タバスコソースを混ぜ合わせる。
3)カニ肉とチェダーチーズを加えて、具材をなじませる
4)マフィンに具材を伸ばし、パセリをふりかける
5)オーブンで焼く
★ バゲットを使った簡単調理
こちらはバゲットを使った簡単調理です。
私はセロリは苦手なので、代わりに玉ねぎを多めに使います。
ガーリックパウダーの代わりに、生のニンニクをすり下ろし。
タバスコは使いません。カニ肉はカニカマで代用。
隠し味として、チーズは2種類使います。
一つは、一般的なイエローチーズのスライス。もう一つは、パルメザン系のハードチーズです。サラダやパスタ、オーブン料理のトッピングとして、すりおろして使います。
マフィンの代わりに、残りもののバゲットを使います。
オリジナルレシピでは具材にチーズを混ぜ合わせますが、私はピザ風が好みなので全体にトッピング。
生のニンニクをすりおろしているので、玉ねぎと相まってとても香ばしいです。
ガーリック系が苦手な方は、なしでも構いません。また、玉ねぎも生食が苦手な方は、調理前にしっかり水に漬け込んだりレンジで加熱したりしてしんなりさせた方が食べやすいと思います。冬場は一瞬で身体が温まる滋養強壮トーストですね。
手軽でおしゃれなカニのカナッペやオープンサンドのレシピはたくさんあります。見た目もセンス良く、パーティーにぴったりですね。
Crab Classic Canapés
http://trans-ocean.com/crab-classic-canapes/
こちらはカニ肉、セロリ、マヨネーズの具材にレモンジュースで味付けし、レッドラディッシュや黒オリーブで彩りを添えたパーティースナック。
Alaskan King Crab Canapés with Bloody Mary Salsa
http://carrotsticksandcravings.com/alaskan-king-crab-canapes-with-bloody-mary-salsa/
こちらはカニ肉、セロリ、サワークリームの具材にウォッカとレモンジュースを加え、角切りのトマトとセロリで色鮮やかに盛り付けたクリスマス向けのカナッペ。
Crab Mushroom Canapés
http://momsdish.com/recipe/crab-mushroom-canapes
こちらは具材にマッシュルームとモツァレラチーズとクリームチーズをふんだんに使ったピザ風のカナッペ。ランチや夜食にも美味しそうです。
Crab-Cucumber Bites
http://www.kraftcanada.com/recipes/crab-cucumber-bites-136575
カニ肉とフィラデルフィア・クリームチーズ(ハーブ&ガーリック風味)を和えた具材をライム果汁で香り付け。キュウリの輪切りにのせて八つ切りトマトをのせれば、ユニークなカナッペのできあがり。
Deviled Crab Canapés
https://www.preparedpantry.com/blog/deviled-crab-canapes/
こちらは花形にくり抜いたトースト用のパンに、ウスターソースとマスタードで味付けした具材をトッピングしたもの。具材はカニ肉、生クリーム、ゆでた卵の黄身で作ります。アクセントにオリーブオイル、パプリカ、トマト、ラディッシュなどを添えると、パーティーにぴったりの華やかさ。
日本でカニといえば和食のイメージが強いですが、サラダにしたり、カナッペにしたり、いろんな洋風アレンジが可能です。
余ったカニ肉も、サラダの具材にしたり、マヨネーズやチーズとあえてピザ風トーストにしたり、カニ缶などと混ぜ合わせて濃厚なクリームスープにしたり。いろんな使い道がありますので、上記を参考にアレンジしてください。