蟹ビギナーの調理・実食レポートを記しましたが、カニを食べる時には準備が必要です。
どんな道具があるのか。どれが使えるのか、実際に調理・実食してみてのレポートです。
1.お店で売っているカニ調理の便利グッズ
~~産直の蟹が届く前日の買い物途中~~
明日蟹が届くのよね。カニを食べる時にはどんな道具が必要なのかしら。
蟹ビギナーだから、そういう道具は我が家に一切ないなぁ。
カニを食べる時には、殻を割ったり、身を取り出したり。必要なモノがありそうだけど、イメージが湧かないや。
キッチン用品のコーナーで必要なものを見てましょうよ。
そうだね。
(キッチンコーナーに行ってみると)
おお、ちょうどカニ調理グッズが並んでいるよ。まずはハサミだ。
カニの調理用につくられているみたいだね。
それから殻を割る道具だね。これはあったら便利そうだ。
お、コレは定番かもしれない。カニスプーン
商品名は、カニスプーン・フォークとなってるいね。どっちなんだろう?
3つ揃えて買って帰ろう。
2.調理と実食に使ってみた
~~2人が蟹道具を使ってみての感想を話し合っています~~
■カニ用ハサミ
カニの解体に使ってみたんだ。刃先が短いので、小回りよく殻に切れ目を入れられるのはイイと思う。
例えば、活き毛ガニの脚を蟹刺し用に切るときは身を切らないように気を付ける必要があったのだけど、そういう時に役に立ったと思うな。
蟹刺しが美味しく食べられたのは、このハサミのおげなのね。
でも、刃先が短い分、長い部分を切る時に時間が掛かるね。
毛ガニのように脚が短い蟹の場合はいいけど、タラバガニとか大きくて長い脚を切る時にはイライラするかもしれないね。
そういえば、北釧水産さんの蟹と一緒にハサミが届いていたじゃない。
そうだね、カニ専用ではない普通のキッチンハサミだったんだけど、充分に使えたよ。
こっちのハサミは刃先が長かった。だから、脚の長い部分を切る時には便利だったよ。
細かいけど大事な部分ね。
ただし、カニの殻ってそれなりに固いもので普通のハサミで切ったりするべきものじゃないと思う。だから1杯、2杯と解体していくにつれて切れが悪くなったのも事実。
もちろんこれは、どのハサミでもいえることだけどね。
途中からなんか苦労していた感じがしたけど、そういうことだったのね。
握力が落ちたのかもしれないけど、途中から何度切ろうとしてもなかなか切れなくなってきたのは、刃がダメになっていたからかもしれないね。
じゃあ、今回のハサミはもう?
普通に紙を切るとかには使えると思うけど、カニの解体には向かないと思う。
結論としては、こんな感じかな。
・蟹専用のハサミは、身を傷つけずに解体するときに有効。
・普通のキッチンハサミでも充分解体できる。
・ただし、何杯もカニを解体すると刃がダメになる。
・カニの解体時には、100円ショップとかの安いのでいいから新品のハサミを準備するのがよい。
■殻割り
じゃぁ、殻割りの道具は?
正直に言っていい?
いいわよ。
これ、使わなかったんだ。
えー、せっかく買ったのに。
結局ハサミと指で解体ができたんだ。
そうだったの。道具を使わないでも解体ってできるのね。
事前にネットで調べていたんだよ。そしたら、NHKのすいエンサーでいい情報があったんだ。
カニを道具を使わずキレイに食べる方法 「脚」編(すいエンサーより)
http://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/koremade/233673.htmlポイントの抜粋1
・脚の身の中にある透明の筋である「腱」。これは脚先側の関節につながっているけど、胴体側にはつながっていない。だから、銅側ではなく脚先に近いところを折れば腱と一緒に身をキレイに抜き出せるポイントの抜粋2
・脚を折るときは、両手と親指の3点に力を集中させることポイントの抜粋3
・カニは赤いところ(上側、表側)よりも白いところ(下側、裏側)が柔らかい。だから白いところを外側に持って折ると折りやすくなる。
わかりやすいね。カニのカラダの構造を理解していればできることなのね。
先にあるハサミ(爪)の部分は難しかったんじゃないの。
ハサミ(爪)の部分は、この情報を参考にしてみた。
カニを道具を使わずキレイに食べる方法 「爪」編(すいエンサーより)
http://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/koremade/234063.htmlポイントの抜粋
・1つのハサミ(爪)で、もう一つのハサミ固い部分を挟み、てこの原理を使えば固くても殻を割って身を取り出せる
えー、そんなやり方があるのね。
ハサミの部分は正直上手くいかなかったけど、脚を折るのは充分に参考になったよ。
ただし、素手でやっていたので指先がこうなっちゃった。
あら大変。特に毛ガニでとげの部分が多かったからかしら。
最初は痛かったけど、途中から痛みに慣れた感じがする。でも、これはよくなかった。
「軍手を使うといい」と書かれていたけど、それでも指に当たると思うなぁ。
指先を守る方法はこれからも検討の余地がありそうだね。
■カニスプーン・フォーク
これはとっても役に立ったわね。
そうだね。特に脚の根元と胴体付近についている身を取るときには役に立ったよ。
もちろん箸のようなものでも取り出せるような感じもしたなぁ。
でも、細いフォークの部分があるのが大事よね。
爪の先とか細かい部分の身を取りだすのときには、とても活躍していたと思うわ。
うん、そうだね。
蟹ビギナーとして美味しく食べられたのは道具があったから。
でも、構える必要はなくて簡単な準備で大丈夫だということがわかったね。
3.まとめ
蟹ビギナーが揃えておくべき便利ツールについて最後にまとめます。
ハサミ 必要度 ★★★★★(5段階評価で5つ)
・蟹の解体に不可欠。ただし、普通のキッチンハサミで十分。
・たくさん解体すると刃がダメになるので安くていいから新品を準備しておくとよい。
殻割り 必要度 ★★☆☆☆(5段階評価で2つ)
・必ず準備しなくてもよい。ハサミや手で解体はできる
・爪(ハサミ)の部分などの解体には便利かも
軍手など 必要度 ★★★☆☆(5段階評価で3つ)
・蟹の解体は素手でできるが、指先は痛くなる。
・トゲなど蟹のとがった部分から指先を守れるモノがあるとよい。軍手など
カニスプーン・フォーク 必要度 ★★★★☆(5段階評価で4つ)
・ハサミなどで細かく解体しておけば必ずしも必要はない。
・しかし、爪(ハサミ)の先など細かい部分にある身を取りだすときには有効。
こんな感じです。
全部合わせても1,000円程度で準備できると思います。
実際にやってみて感じたポイントはハサミです。たくさん解体すると刃がダメになると思うので、その考慮をした準備をしておきましょう。
それでは、よい蟹ライフを!