蟹こそ最高のグルメと信じてやまない私ですので、世界各国、日本各地を訪れて、そこに蟹料理があれば絶対に注文します。それがけっこうな値段でも躊躇しません。なぜならば
蟹こそ、我が人生
だからです。高いからと言って食べるのを躊躇して、死ぬときに後悔したくない。金なんてまた稼げばいいじゃないか。で、わたしにとって「世界を旅する」= 「世界の蟹を食う」なわけですが、
神様、神様、世界で一番食べられている蟹ってなあに って訊きますと、どうもガザミ系、つまりワタリガニ系のような気がするんでございます。ガザミっていうのは日本だと一番親しみがあるのは
蟹汁!!! 言っときますがここからの写真はすべてわたしの撮影したものです。無料フォトとかじゃありません。著作権あるので流用したら殺す。
ガザミは砂地の海底にいるのでキス釣ってると釣れてきたりもしますが、こういう蟹汁のはだいたいがイランとかからの輸入物です。冷凍なので味を誤魔化すために味噌汁にする。味噌を加えると何でも美味しいから。
価格的には高くないのですが、大きいのの活きはけっこうしますが、とはいえ安いので活き蟹にしてまで流通してもコストが合わないのでほとんど見かけません。伊豆の割烹で活きガザミがあったので蒸してもらったのがこちら
ほとんど食う所がありません。韓国ではキムチになってます。ケジャンです。足をちゅるちゅる吸うヤツです。北朝鮮との間で小競り合いになるくらいの人気。で、たとえばこちらはインドネシアのバリの居酒屋。
そして
台湾の火鍋にも浮いていました。これはジャノメガザミ。背中のデザインが特徴あります。
しかしガザミも大きくなると食べ応えがあります。有名なのはこれ
タイのプーケットで食したプーパッポンカレー!!!
日本だとこんなでかいガザミはほぼいないので、日本のタイ料理だと輸入のダンジネスクラブとかのヤツが多いです。
びっくりマングローブガニも、マッドクラブもガザミの種類
南の国にいくとでかい蟹が多いのですが、まず、パラオで食したこのマングローブガニ。マングローブの木の根っこの泥に穴掘って暮らしてるわけですが、
すんごく早く動くので写真に撮るとぶれぶれ。このあと飛び出してそのへんを逃げまくり観光客絶叫。はさみで挟まれると指くらいは簡単にもっていかれます。
このサイズで2キロ。1万円超えます。特に最近は中国人観光客のおかげで高騰!!
味はというと、美味しいのは美味しいけどとにかく殻が硬い。これを割りながら食うと、めちゃくちゃ体力を消耗するので食った気がしません。へとへとになります。食べやすい毛蟹やタラバが懐かしい・・・・殻割るとそのへんに飛び散るし。こいつとマッドクラブは同じノコギリガザミです。
これはニューカレドニアで食したヤツ。同じですけどちょっと小さい。日本のガザミより肉が一杯あります。
バリの四川料理で一番人気がこちら
なんですが、ここにはエビチリならぬ蟹チリがあります。またもマングローブ蟹の活き蟹で作るカニチリですが紹興酒にめちゃくちゃ合うの。
美味すぎてもだえ死にしますが、毛ガニで蟹チリ作ったら物凄く美味くなるんではないかと思ってるんですが、どうですか。
それでは世界蟹べ歩きレポートを終わります。
蟹様万歳!!!