生の蟹には、猫に必要なビタミンB1を破壊してしまう物質が!
いくら値打ちのあるものでも、価値のわからない者に与えるのは無駄であることを『猫に小判』と言いますが、
いくら魚介類大好きな猫でも、カニを生のままで猫に与えるのは危険であることを『猫に生蟹』と言います。 …うちょ。
まあ、イチゴやスイカは大丈夫かと思いますよ。
でも、生の蟹はダメ!
ブラシとティッシュは食べられません!
生の蟹やイカ、タコ、エビも食べないほうがgood!
では、なぜ生の蟹が猫にとって危険なのか?
それは蟹をはじめ、イカ、タコ、エビなどの魚介類には、猫にとって必要なビタミンB1を破壊してしまう酵素チアミターゼという物質を含んでいるからです。
ただし、酵素チアミナーゼは熱に弱いので加熱すれば酵素が破壊されて安全になるようです。
カニやイカには猫に必須のタウリンが多く含まれているので、少量なら問題ありませんが、たくさん与えると消化不良を起すので注意したほうがいいかも、です。
そういえば、幼い頃に婆ちゃんから『猫にイカをやると腰を抜かすよ。だから、あげちゃダメだよ!』と言われたことがありましたが、与えたらすぐに腰を抜かすわけではないんだよね。婆ちゃんは、いきなり驚かすと腰を抜かしていましたが…w。
危険なのは、長期間に渡りそれなりの量を生で与えることです。ビタミンB1が不足してしまい背骨の変形を招き、寿命も短くなるんだって。
だからじゃないけど、昭和の犬や猫って今より寿命が短かったような気がします。
余り物の味噌汁(塩分多い)ぶっかけご飯や鰹節をまぶした『猫まんま』など、平気で与えていた時代でしたからね。