毛蟹の『ふんどし』って食べられるの?
カニのふんどしとは、甲羅の内側にあるお腹の部位で、一般的には「ふんどし」と呼ばれていますが、「前掛け」「はかま」などとも呼ばれている部位になります。
私が毛蟹を食べていて、おお!こんなとこに身が!しかも、美味しい!!!!と思った部分が「ふんどしの身」です。
毛蟹を茹でて(美味しい茹で方はこちら)さぁこれから食べようとした時に、
①はじめに毛蟹の足を切り離す作業
②次に手を付けるのがふんどしを剥がす作業
になります。
毛蟹の足を切り離す作業はハサミに慣れる予行演習のようなものですね。
そして、ふんどしを剥がす作業ははじめて毛蟹の内部に触れて、本丸と向き合う心理的にも大事な作業です。
毛蟹の内部に触れて、蟹みそや身の味を想像しながら、ふんどしを剥がす位置を探るわけです。
うん、なんか、少しだけエロティックな瞬間です。
ふんどしは、甲羅の裏の三角形になっている部分です。そこに親指をひっかけて、取り外します。きちんと茹で上がっていると、フワッとすんなりと外れます。
通常であれば、ここでふんどしは殻入れにポイっですが、皆さん、少しお待ちください!!
実はふんどしには少しだけ身が隠されているのです。少量だけどジューシーな旨みを含んだあっさり味の身が!!
ここ!ここ!
そのふんどしの身を取って、そっと口に運ぶ。
目の前のある毛蟹とのファーストインプッションです。
う、うますぎる!
食べた瞬間、いま手に持っている毛蟹の底知れないポテンシャルを感じて、
これから味わうであろう、濃厚なカニ味噌・旨みたっぷりの身に思いを馳せ、ニヤニヤが止まらなくなります。
この毛蟹はきっととんでもない旨みを持っているに違いない。他の人にこの毛蟹が渡らなくてよかった。ここからは一人の世界のどっぷり入り回りが見えなくなるでしょう。
そして私はこう心の中で呟きました。
神様、いや、蟹様、俺の手元にこの毛蟹を運んでくれて本当にありがとう。
毛蟹を食べるなかで初めて口に入れるのが、カニ味噌だと濃厚すぎるし、身だとたどり着くまでに時間がかかりすぎる。
まず、ふんどしを食すことで、口に入れる順番としては
《あっさり味のふんどし身⇒濃厚なカニ味噌⇒味の濃い身》
という流れになり、なんともバランスが取れるわけです。
ふんどしを剥がしてからも、毛蟹の甲羅を外す作業⇒身をほじほじと取り出す作業と、口いっぱいに食べられる実食までには様々な工程が残されています。
これらの作業に耐える為にも、目先のご褒美としてふんどしの身を食べることをオススメします!
これぞ知る人ぞ知る「毛蟹フルコースの絶品前菜」それが、毛蟹のふんどしです!
>>次回記事
なんと!超新鮮な毛蟹のガニは、ギリギリ・・・あれ、普通に食える!!
私が食べた毛蟹
毛ガニ 2尾で1kg前後(茹でたて):8500円
送料:1080円
合計価格:9,580円
<通販ショップはこちら>『北釧水産』:「蟹の匠」厳選!極上「活」毛がに
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