漁場と漁期が限られた希少な蟹様
では、『かにまみれ』から届いた冷凍の花咲ガニの解凍にチャレンジします。
恥ずかしながら、俺は花咲ガニを食べるのは初体験。いや、きっと恥ずかしくないですよね。日本人の85%くらい(カンです)の人が、食べたことはないのではないでしょうか。まして、姿のヤツを、自分で捌いた経験があるって人は少ないはず。
冷凍で届いた花咲ガニは、冷蔵庫で半日ほど自然解凍しました。真っ赤な色がきれいなのと、でかくて、ゴツいのが印象的です。タラバガニに似てますが、殻のトゲトゲはタラバガニより極悪で、うかつに触るとかなり痛いので注意してください。
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いざ、捌きます!
さて、どう捌くのか。
説明書が同梱されていたので、それを見ながらやってみます。
まずは、説明書の手順に従って、ふんどしと甲羅を外します。
こんな感じになりました。
次に、脚と胴体のほうを、真っ二つにするようです。
OK。
それにしても、花咲ガニ。やはりゴツい蟹様です。カニ専用の猫肉球軍手を装備しているからでしょうか、カニといえば日本海産のズワイガニ、で育った俺にとっては、カニを捌いているというよりは、何かケモノを捌いている感覚になってしまいます。
毛ガニやタラバガニと比べても、殻は一番堅いですね。
今回は花咲ガニ初体験。基本を知るために、解凍しただけの「茹でカニ」を食卓に並べることにしました。肩(胴体)から全ての脚とハサミを切り落とし、食べやすいように殻を剥いていきます。
説明書には脚のまわりをぐるりと切り取る、と書かれていましたが、それでなくとも堅い殻。中の身まで切り落としてしまいそうになるので、ぐるりと切るのは断念。今までの毛ガニなどと同様に、縦に割って身を取りやすいように切りました。
ハサミの部分の殻は、とくに分厚くて堅いので大変です。愛用のよく切れるカニばさみを使ったのですが、「切る」というより「割る」感じでした。
甲羅を皿にして、かにみそを集めます。
このかにみそ、まだ半解凍なのでシャーベット状の塊になってますけど、溶けると、ただの緑色の液体のようになってしまいました。ズワイガニや毛ガニのかにみそとは、かなり性質が違いますね。色も、緑色が強烈です。
かにみその味は、そんなに濃くありませんでした。味付けして料理しようかとも思いましたが、今回は面倒なのでそのままにして、脚などの身を付けて食べるつけ汁代わりにしてしまいました。それはそれでおいしかったので、よし、とします。
左右の肩ずつ皿に盛りつけて。
完成です。
身の味は、やはり生物学上の分類が近いタラバガニに似ています。ズワイガニや毛ガニに比べて歯ごたえがあり、かむほどにジューシーな旨味があふれてくる感じ。
イメージとしては「肉」を食べるのに近く、1杯を捌いた写真の量で、大人4人くらいは十分に満足できると思います。
今回取り寄せたのは雄。花咲ガニは雌も人気で、内子や外子(蟹のたまご)を楽しめるそうです。『かにまみれ』の通販ショップにも、『めおとセット』やメスも並んでいたので、今度また実食チャレンジしてみたいですね。
ごちそうさまでした!
このカニを買ったショップなど
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